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高血圧症は最大の危険因子~The lower, the better?~血圧管理の基本(2)

[2024.03.02]

高血圧症(Hypertension)の治療を進め、継続していく上で、よく訊かれるのが「血圧は低ければ低いほど良いのですか?」という質問です。
脳卒中(Stroke)のうち、特に脳出血(Intracerebral Hemorrhage:ICH)発症予防については 「血圧は低ければ低いほど良い~The lower, the better 」は非常に重要であり、厳格な血圧管理(目標血圧 130/80mmHg未満)を求められ、このことは科学的根拠に基づいた医療、所謂EBM(Evidence Based Medicine)的にも概ね異論のないところと考えます。
特に抗血栓薬(抗血小板薬)を服用している場合や脳出血(ICH)の既往がある場合、脳内微小出血(Cerebral Microbleeds:CMBs)の多発している場合などでは、更に厳格な血圧管理(目標血圧 120/80mmHg未満)が必要という意見もあります。
過去の研究では、拡張期血圧を数年間で5mmHg程下げるだけで、脳卒中の発症率が40%以上減少するという報告もあります。血圧を下げることは最も効果的な脳卒中の予防法なのです。
また、出血性脳卒中(Hemorrhagic Stroke)には脳出血(ICH)とクモ膜下出血(Subarachnoid Hemorrhage:SAH)があり、よく知られていますが、微小出血(CMBs)や所謂ラクナ梗塞(Lacunar Infarction)を含む小さな血管の梗塞など(Microangipathy/Small Vessel Disease)は認知症の原因にもなりますので、自覚症状がなくても日常の血圧管理が重要になります。
以上、皆様のお役に立てば幸いです。

      

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