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高血圧症は最大の危険因子~The lower, the better?~血圧管理の基本(1)

[2024.03.01]

脳卒中(脳血管障害)の危険因子は加齢、高血圧症、糖尿病、脂質異常症、心房細動、喫煙、飲酒等が挙げられますが、中でも高血圧症が最大の危険因子です。
高血圧症はほとんど自覚症状がない(Silent killer)ため、先ずは血圧測定により自らの血圧を知ることが管理の第一歩であり、その血圧測定を習慣化することが大切です。
高血圧症か否かは血圧を測らなければ分かりません。また、血圧数値は一日のうちで常に変動しています。
一方で、慣れない血圧測定を始めると、血圧を気にするあまり、より良い血圧数値、より低い数値を出すことが目的化してしまうことも少なくありません。
その場合は「数値を気にせず、(測定)条件を気にしましょう!」とお話し、測定結果にあまり捉われず、ノートに記録して行くように指導しています。
血圧測定に慣れるまでは、最初は意識して丁寧に測定することが学習上不可欠ですが、慣れて来たら必要以上に時間をかけないように指導することもあります。
家庭血圧計を選ぶ基準について相談する際、特に高齢者の場合は、上腕式血圧計で Arm in typeをお勧めしています。
何故なら、血圧測定でカフ(マンシェット)を巻く工程が最も難易度が高く、時間もかかり、Arm in type であれば、かなり簡略化出来るからです。
毎日の血圧測定を習慣化し継続していく上での秘訣や小さな工夫は意外と大切です。皆様のお役に立てれば幸いです。


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