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頭痛学ことはじめ(The Beginning of Headacheology)(1) ~スクリーナーとマネージメントシステム~

[2024.03.12]

脳神経内科(Neurology)や脳神経外科(Neurosurgery)の専門医(Medical Specialist/Attending Doctor)に限らず、かかりつけとして患者を丸ごと全身を診て、様々な健康相談に乗る(Whole-Body Health Consultation and Management)プライマリーケア(Primary Care Physician)に携わる医師(General/Family Practitioner)として「頭痛・めまい・しびれ」は診療する機会の多い3大症候(症状)です。中でも頭痛(Headache)は、脳の病気(Brain Disease/Problem)と直結しやすいイメージが強いのか、連日外来を受診される方(Outpatient)が後を絶ちません。なお、当院では医師(Doctor)、看護師(Nurse)、窓口業務・レセプト業務・診療情報管理・事務作業などの診療補助を行う医療事務職員(Medical Assistant)スタッフ全員が、かかりつけのプライマリーケア・プロバイダー(Primacy Care Provider)という認識や自負を持っています。
頭痛の診療には問診(Intake Form/Medical Examination by Interview/History Taking)が重要であり、当に「History is Everything」と言えますが、限られた診療時間内で十人十色な患者から必要十分な情報を確実に得ることが、問診/診断用スクリーナー(Diagnostic Screen)には役割として求められます。また、慢性頭痛(Chronic Headache)のうち、一次性頭痛(Primary Headache)の場合、的確な病型診断(Differential Diagnosis)の後、適正な標準治療(Standard Treatment)を継続するために、医師 - 患者間の効果的なコミュニケーションツール(Effective Communication Tool for Doctor-Patient Relationship)として頭痛日誌(Headache Diary)等の記録媒体(Recoding Media)が頭痛管理(Headache Management)に用いられて来ました。最近では、急速なスマートフォンの普及やDX(Digital Transformation)、ペーパーレス(Paperless Society)化の波など時代の変遷とともに、頭痛日誌も紙媒体からアプリケーションソフトウェア(Application)に移行しつつあります。外来患者から「良いアプリはないか」との相談や要望も多いことから、当院でも頭痛管理システム(Headache Management System)の導入準備を進めています。導入まで暫くお待ち下さい。また、注目すべき、頭痛を含む疾患/治療アプリ(CureApp)については、後日あらためてテーマとして取り上げる予定で、今回は割愛させて戴きます。
頭痛は、1980年代と比べ、CTやMRIなどの画像診断機器が広く普及した2020年代の現在でも、ある意味「問診が全て(History is Everything)」という部分のあることに変わりはなく、診断後の治療継続管理上も、ツールや媒体は変われども「言葉による対話やコミュニケーション」が必須です。今後も、内科診断学、殊に頭痛診療の王道が大きく変わることはないでしょう。長くはなりましたが、最後に、尊敬する阿部正和(元東京慈恵会医科大学学長、内科医、1918/12/5~2016/2/26)先生の言葉でブログを締めたいと思います。「結局、医療は言葉に始まり、言葉に終わるのです。」


 

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